アムネスティ・フィルムフェスティバル⑦

Caught in Between~故郷を失った人々の物語~
(2004年 アメリカ映画)

9.11の同時多発テロ後、
アメリカでは、イスラム系アメリカ人に対する
差別・迫害が起こりました。

これ以上のテロ攻撃を防ぐために、
「イスラム系を収容所に入れて、
テロとの無関係が証明されるまで拘束する」
という愛国者法を指示する人が3割にものぼったのです!

そんな彼らに手を差し伸べたのは、
かつて同じ目にあったことのある、日系人コミュニティでした。
真珠湾攻撃後、多くの日系人が刑務所に強制収容されました。
「あの時と同じことを繰り返してはならない」

アメリカで暮らしている彼らは、
マイノリティであっても、アメリカ文化の一部なのです。
にも関わらず、アメリカにとって、
「なきに等しい」存在となっています。

彼らは今、民族を越えて、
自由と平等、そして平和の為に行動を起しています。

同時多発テロから5年以上が経過し、
アメリカ社会は元に戻りつつあると言われていますが、
しかし、テロ容疑者を不当に拘束し、
監禁・拷問するという人権侵害はいまでも続いているのです。
(→この話については、また後日書きます)

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