日本の核武装論②

日本は本当に核武装ができるのでしょうか?
本当に、そうすることを望んでいるのでしょうか?

日本は、第二次世界大戦から学んだことがあります。
それは、二度と戦争はしないということ。
そして・・・
エネルギーのない国は戦争に負ける、ということ。

中国に進出した日本は、アメリカの非難に合い、
エネルギー獲得を目指して南下しますが、
戦争を避けられなくなり、太平洋戦争が始まります。
経済制裁に次ぐ戦争で、すぐにエネルギーは枯渇。
もともと資源のない国ですから、
戦争を始めたって勝てるわけがない。
日本は敗戦したことで、そのことを思い知るわけです。

そして、
原発に日本の未来を委ねようと思っていた、1964年。
中国が、核実験をやっちゃうんですよね。
これに、米ソはびっくり
当時の日本の首相・佐藤栄作氏も「日本も核武装すべき」と発言。
ということで、日本の核武装を阻止したいアメリカは、
核拡散防止条約(NPT)を作るわけです。
アメリカって、勝手ですよね~~

丁度そのころ、茨城県東海村では、
小さな再処理工場が、プルトニウムを抽出しようとしていました。
それを盾にアメリカは、
「NPTに入らないと、プルトニウム抽出を認めない!」と、
脅してきたわけです。
そして日本は、NPTに署名することになりました。

NPTの第十条には、
「核を持たざるを得ない状況になったら、脱退してもいい」というのがあります。
その当時の日本政府は、
「いざとなったら、この第十条を行使すればいい」と、
思ったんです。
しかし、その目論見は外れました。

スポンサーリンク


スポンサーリンク