2月からヨルダンに滞在していた西村陽子さんが
一時帰国しました
今月は、西村さんの報告会が目白押しですが、
まず3日に、四谷区民センターで行われました。
詳細レポートは、JIM-NETのHPに掲載されますので、
そちらをご参照ください。
報告会の前半は
①西村さんがイラクの医療支援に関わるようになった経緯
②ヨルダンで治療する子どもたちの様子
③JIM-NETの医療支援
そして後半は、
2003年6月から2004年1月にイラクに滞在していたときの様子を、
画像を交えながら、お話してくれました。
イラクの患者や患者家族は、家財道具一式売ってお金を作り、
治療のためヨルダンにやってくるわけです。
しかしイラクに比べるとヨルダンの物価は桁違いに高い!
なので、治療を続けられるのがやっとです。
もちろん続けられない子たちもいます。
しかし、白血病やガンに限らないことですが、
病気って途中で治療をやめてしまうと、悪化したり再発したり
するんです。だから最後まで続けないと、
今までの苦労や、かけたお金が水の泡。
しかしイラク戦争から3年も経つと、どんどん基金が打ち切られていくんです。
そんな中で、JIM-NETは本の印税を活用して、
生活費をフォローしています。
医療支援は、ただ治療したり、薬を運べばいいだけではありません。
精神的ケアや、経済援助など、すべてひっくるめて、
「医療支援」なのです。
子どもたちの絵や、
イラクの新聞です。