8月6日、9日は、
決して忘れてはならない日です
この時期に合わせて、
風が吹くときの
デジタルリマスター版が上映されています
この映画が初めて公開されたのは21年前の1987年。
チェルノブイリ原発事故の翌年ということもあり、
ヨーロッパで大ヒットしたそうです
私がこの映画を見たのは今回初めてですが、
この映画の存在は知っていました
書籍としても出版されており、
子どもでも読める本だというのは分かっていたのですが、
子ども心にも、
「怖い・・・。読んだら取り返しのつかないことになるかも。」と、
この歳になるまで、本も映画も見たことがありませんでした
私が小中学生のころ、
毎年必ず夏休みには、戦争関係の本を読み、
感想文を書くという宿題がありました
その度に私は本の内容に感情移入し、打ちのめされていたわけです
しかしその頃、自分の中に芽生えた、
戦争や核に対する感情を受け止めてくれるだけの環境がありませんでした
なので、今、このタイミングでこの作品に再会できたのは、
何かの縁だと思います
政府が発表した情報が真実だと思い、助けを求め続け、
淡々と日常を送り続けようとする老夫婦。
これって、特別なことではなく、
誰にでも当てはまることなんだと思います。
そして、いつでも起こりうること
この作品は、
だからこうしなさい、
何が悪い、
というようなことは描いていません
だから、家族や仲間と見て、
核について、戦争について話し合うことのできる、
いいツールになると思います
もし私に子どもができたら、
一緒に観たい映画のひとつです