先日、神奈川県の某教会で、
在日外国人の健康診断を行ってきました
シェアというNGOが、
年8回くらいのペースで行っています
お手伝いに参加した人たちは、
一般ボランティア、医師、看護師、医学生、看護学生、通訳、栄養士
などです
関わった人たちは、総勢約40人。
そして、受診した患者さんは、50名強
フィリピン、ミャンマー、タイ、ペルーの人たちなどが
来てくれました
「在日外国人」の健診とは銘打ってても、
日本の低所得者の方の受診も
去年は、スリランカの患者さんも多かったそうですが、
今年は1人もいませんでした。
最近は入管も厳しくなり、捕まってしまったんじゃないか・・・
というような憶測も
検査項目は、
問診にはじまって、検尿、血圧測定、身長・体重、
レントゲン、そして最後に診察です
シェアが行う、外国人健診は必ず、
その地域の保健担当者も参加してくれるんです
私はただ単に、保健所の方たちも関心を寄せてくれてるのかしか?
と思ったのですが、
実は、自治体に関わっていただいているのは、
レントゲン車を使わせてもらうためのようです
そして対外的な名目も、
「結核検診」ということにしています
結核は法定伝染病ですし、結核の検診をするとなると、
自治体も協力してくれますもんね。
結核は大昔の病気のように思われていますが、
実は今でも、かかる人が少なくありません
特に都市部では罹患率が高いので、
結核の検診は、重要です
しかし、私は健診に参加しながら、フト思いました。
自らここに来てる外国人は、
自分たちで情報収集できる環境にあり、
いざとなれば受診できる環境にあるわけです
でも、本当に医療を必要としている人たちは、
自ら健診に来れない人たち。
どこのコミュニティにも属さず、
言葉もわからず、どうしたらいいのかわからない人たち
そういう人々は、確実に存在します。
本当に医療を必要としている人たちに、
(もちろん、健診に来てくれた人たちも医療を必要としています)
確実に医療を届けるにはどうしたらいいんだろう?
そんなことを考えてしまいました