私が見たのが、
三連休のド真ん中
しかも最終回は1000円
ということもあって、満席でした
これは、実話を元に描かれたフィクションです
ナチスの総統アドルフ・ヒトラーといえば、
演説の天才
しかし彼には、演説の指導者がいたのです
映画の中では、
その指導者はユダヤ人の名優で(実際はそんなことありえない)、
彼は収容時から連れ出されて、
ヒトラーに5日間の指導をします
このヒトラーの描き方が、
見る者に、同情と笑いを誘い、そして愛らしいんです
ヒトラーといえば、
ホロコーストを行った、憎むべき相手です
しかし、この映画のヒトラーは憎めない
そんな描き方ができるのは、
監督がユダヤ人だからでしょう
ユダヤ人以外の監督がこんな風に作ったら、
きっと避難の嵐だったのではないでしょうか
ヒトラーが行った犯罪は繰り返されるべきじゃないし、
この過去の犯罪を、私たちは決して忘れてはいけないと思います。
そんな分かり切った台詞はさておき、
じゃあ、どうすれば繰り返さないですむのか?
忘れずに未来に伝えられるのか?ということです
このユーモア溢れる映画が、
その方法の一つであってもいいんじゃないかしら?
と思うのであります
ちなみに、
私がアウシュビッツを訪問したときの様子は、
コチラからどうぞ