全国のエイズ拠点病院の医師たちのパネルディスカッションが興味深く感じました。
HIV/AIDSが慢性疾患化し別の問題が生じてきている昨今。たとえばC型肝炎やその他感染症の併発。患者の高齢化の問題。そして、腎臓や血管などの合併症。
都心であれば、診れる病院が近くにあったり、最新の医療の提供がしやすいけど、地方だとそうはいかない。また都心であっても、高齢化や合併症の問題に対して「地域の中でどうみていくか、どう生活を支えるか」というのは重要な課題だと思う。
コメディカルとのチーム医療を構築する、地域ネットワークの構築、中核拠点病院の活用、医師たちの意見交換会の開催、医学生の教育、他施設へ出張研修などなど、様々な取り組みが行われています。
地方だと、感染症や血友病の領域の医師を獲得すること自体が困難なようで、ここにも地域格差が見られています。