5/6に、高速増殖炉「もんじゅ」の運転が再開しました( ̄‥ ̄)=3 フン
ニューヨークでのNPT再検討会議のまっただ中、
しかも会議には日本も参加してるというのに~
→広島市の秋葉市長、長崎市の田上市長も反核デモに参加
そんな時期に、「もんじゅ再開」なんて、
どう考えてもおかしいでしょっ
と、ちょと感情的になってしまいます~~
原発とか、高速増殖炉とか、
なんだか、難しいなあ~~という感じがして、
よく分からないですよね。
私も同じです~(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
日本には原発がたくさんあるのに、どうして高速増殖炉があるの?
その違いは何?
↓↓↓
原発では、ウランを燃やして発電していますが、
ウランを燃やすと、プルトニウムができます。
この、プルトニウムを燃料として使えるのが、高速増殖炉です
そして、燃やした以上のプルトニウムを新たに生み出すので、
「高速増殖炉」と言うわけです~
→実はこれは、ウソですが。(後述)
「もんじゅ」には問題点がいくつかありますが、一番の問題は、
?核兵器であるプルトニウムを生産する
ということです
もんじゅは、兵器級のプルトニウムを生産する唯一の原子炉です。
もんじゅを運転すると、
再処理が簡単で核兵器にもっとも適したプルトニウム(濃縮度98%)を
新たに年間約62キログラム生み出します。
これは核兵器12-30個分にあたります(*・ε・*)ムー
ちなみに濃縮度98%といえば、最高級の核兵器原料です~
そして、
?増殖のウソ
もともと、高速増殖炉の炉心は、
再処理できない=プルトニウムを完全回収できないのですよ。
前に述べたように、もんじゅを1年間動かすと、
新たなプルトニウムが62キログラム作られますが、
炉心から回収するプルトニウムが思ったよりも少ないので、
結局、マイナスになってしまうのです~(T_T)
これじゃあ、「高速増殖炉」とは言えないですね・・・
?お金がかかりすぎる
5/6に運転再開しましたが、まだまだ試運転中で、
実用化されるのは、2050年~~Σヾ( ̄0 ̄;ノ
今から40年後ですよ~(笑)
すでに開発に60年かかってますから、実用化まで100年
その間、事故で14年運転停止。
う~ん、、、非現実的ですよね、やっぱり
すでに「もんじゅ」には、9000億~1兆円がつぎ込まれ、
今後40年間、毎日6000万、年間約200億の税金が使われます
?「もんじゅ」は活断層の上に建ち、そして老朽化が進んでいる
もんじゅには、冷却剤としてナトリウムが使われています。
原発の冷却剤として使われている水とは異なり、
とても扱いが難しく、リスクが高い物質です
そのため、1995年にナトリウム漏れの事故を起こしています。
そして、ナトリウムという特殊なものを使用しているため、
耐震性が若干弱い作りになっています。
しかし、もんじゅは活断層の上、それでなくとも日本は地震の国。
そして、14年も運転停止していた間に、もんじゅは老朽化しています。
そんなに長期間停止していた原発を再稼働した例は、
世界にも日本にもありません
以下は、1995年のナトリウム漏れ事故直後の、生々しい映像です。
日本より前に、高速増殖炉を手がけた国はいくつかあります。
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ・・・
しかし約20年前までに、すでに撤退しています。
理由は、事故の危険性、経済的に成り立たない、核不拡散につながる恐れ
ロシアは稼働しているけど、燃料に濃縮ウランを使っているので、
高速増殖炉ではありません。(一時期、プルトを使っていただけ)
中国も同様。
インドにも高速増殖炉がありますが、2006年に軍事用に分類されているので、
論外です。
というように、唯一残ってるのは日本だけ。
日本は核武装がしたいのか~、原子力で世界の覇権を取りたいのか~
でもそれって一体何のため?
これから生まれてくる子どもたちのために、
残したいものってなんですか?
残したくないものってなんですか?
改めて自分に問いかける、今日この頃です
ありがとうございます。
mana