路上からの救急搬送

先週の土曜日、スープの会の路上訪問に行ってきました

まだ冷え込む夜が続く中、
味噌汁を配って、路上生活者の方々の体調や近況をお聞きしました。

いつもは、スタッフ・ボランティアが20-30名くらいで、
4ルートに別れて訪問するのですが、
この時は初参加者の方が重なり、総勢約60名での活動でした

「嬉しい悲鳴」とは、このことですね~( ̄∠  ̄ )ノ

私が担当する、新宿中央公園ルートは、
約20名がさらに二手に分かれての訪問でした。

早速、味噌汁・カイロなどを持って、おちゃんたちに声をかけると、
丁度都庁の下辺りで、
行き倒れなのか、ただ寝ているだけなのか、
よく分からない人が、路上にうつ伏せでいましたΣ( ̄ロ ̄|||)

その近くを根城にしているおっちゃん2人が、
「この人明け方に来て、ずっとここにいるんだよ~」
「今朝、警備員が救急車を呼んだんだけど、拒否して乗らなかったんだよ」
などなど、心配そうに情報をくれます。

顔が半分隠れてるから、顔色や表情、目の動きなどがよくわかりません
声をかけるとぼそぼそと返事があり、何を言ってるか全部は聞き取れなかったけど、
「大丈夫。救急車は必要ない。」「ご飯は昨日から食べてない」
とか、そんなことを言っていました。
その人のまわりには、カップ麺やペットボトルの残骸が・・・

どちらにせよ、薄いコート1枚でいるので、
このまま朝までここにいたら、凍死する可能性大です
とりあえず救急車を呼び、
10名でぞろぞろここにいてもしょうがないので、
ベテランボランティアを1人だけを残して、私たちは路上訪問を続けました

その後その男性は、救急車に乗せられて病院に搬送されたとのこと。
もし病院に受け入れてもらえなかったら、
スープの会の一時宿泊所で預かるそうです。
とりあえず、一安心( ̄∠  ̄ )ノ

この時に来た救急隊は、男性の体がどの程度動くか確認し、
本人の意志を確認しないまま、
ひょいっと担架に乗せて行ってしまったとのこと・・・
う~ん、、、
じゃあ、午前中に来た救急隊は何故乗せて行かなかったんだろうね~??

この日は、初対面の方がもう1人いました。
今日、関西方面から東京に出てきて、
あてがないので、そのまま新宿公園で夜を明かそうとしたおっちゃん。
関西では仕事がないので、仕事を求めて上京したそうです。
しかし、、、、
着の身着のまま、という感じで、
薄手のジャンパーに、小さなカバン1つ。
お味噌汁とカイロを渡し、
スープの会の連絡先(チラシ)を渡して、
「何かあったら、フリーダイヤルですぐに電話してね」と

明日、公園で炊き出しがあること。
夜は、新宿駅の地下の方がまだ暖かいこと。
明日も私たちがまわってくることを伝えて、別れました。

その後、やっぱり気になったので他のメンバーと引き返すと、
そのおっちゃんは、もうそこにはいませんでした。
どこか、暖かい場所に移ったのならいいのですが・・・☆*゚ ゜゚*☆*☆*゚

その日出会った人とは、もう2度と会えないかもしれません。
だから、出会ったその日にできる限りの関わりをしないと、
後になって後悔することがあります。

この日会った2人の方と、もう2度と路上では会わなくて済むよう祈りつつ、
また来週も会いたいなあ~
なーんて、矛盾したことを考えてしまったりするのです

ありがとうございます。
mana

スポンサーリンク


スポンサーリンク


2 件のコメント

  • こんにちは、スノーです。
    先日は、丁寧なアドバイス、ありがとうございました。
    姪に伝えてところ大変、喜んでいました。
    20日に行なわれた試験のほうは、手応えがあったようです。
    合否は、3月25日になるそうですので、結果は、またお知らせいたします。本当にありがとうございました。
    路上生活者の訪問支援の活動は大変だとは思いますが、頑張ってください。
    以前、お正月の日比谷の派遣村へお手伝いに伺ったことがあり、正直、日本にこんなに大勢の方がいるのかと、驚いたことを覚えています。
    『もったいない』が広まったように『ほっとけない』が社会に広まるといいですね。
    また、機会があれば、自分も参加しようと思ってます。

  • スノーさん
    こんにちは
    メッセージありがとうございます。
    姪っ子さん、受かってますよ
    大丈夫です
    楽しみですね~~!
    派遣村でお手伝いされてたのですね
    もし機会があれば、
    スープの会も、よろしくお願いいたします。