路上生活者の真実

全国で路上生活を余儀なくされている人は、
約3万人と言われています。
中には好きで路上生活をしている人もいるようですが、
大半はそうではありません。
彼ら(彼女ら)が野宿をしている理由は、
倒産・失業・病気が7割を占めています。
そして失業により社宅を追い出されたり、家賃が払えないなどの
理由で、路上に放り出されるのです。

仕事を探せばなんとか見つかるのでは?とも思いますが、
路上生活者の平均年齢は50代半ばです。
45歳を超えると求人が一気に減るので、簡単には見つからないのが
現状です。
まだ30代で女性で看護師の資格がある私には実感のない現実です。
だれでもすぐに仕事が見つかるかのように思いがちですが、
世の中は厳しいようです。

では、生活保護を受ければいいのに・・・
と思いますが、
ホームレスに対する生活保護の適用については、
一般のケースと同様であり、単にホームレスであるからという理由では
保護の対象にはなりません。
「稼働能力があり、高齢ではない」という理由で、
生活保護を受けられないことが多いです。
そして、「住所不定」を理由に生活保護の適応を拒否する自治体もあります。

生活保護の適応は地方自治体によって
かなりバラつきがあります。
生活保護は予算枠内があり、その中でコントロールされるので、
自治体の財政状態によって異なります。

小さい子どもがいたり、シングルマザーは優遇されますが、
独身の中年男性は申請書さえもらえず、窓口で却下されることが
多いのです。
特に長いこと路上生活をやっていると、
体調不良に陥りやすいので、病気でさらに仕事ができないとなると
なお更です。

ホームレスの自立支援法というのもありますが、
生活保護以下の条件で施設に収容する措置をとっているため、
差別的に、社会から強制排除されているのが実態です。

路上生活者を支援している団体は全国にありますが、
どこの団体も、2つの柱のもとに動いています。
それは、就労・生活・住宅を支援する「自立支援」。
仕事を見つけ、住む場所を確保することが最も大切なことだからです。
しかし、だからといってすぐに見つかるわけではないので、
炊き出し・物品援助を行う「緊急支援」も行っています。

路上生活者のほとんどが、働いてお金を稼ぐことを望んでいます。
ただ、仕事がないだけなのです。
仕事がなければ家を借りることさえできません。

ビッグイシュー日本版、というのがあります。
路上生活者しか売り手になれず、
彼らに仕事を作るためにイギリスで誕生しました。

どこの支援団体も、路上生活者の仕事を募集しており、
中にはハローワークのように、仕事を登録している団体もあります。
彼らに提供できる仕事があるかたは、
問い合わせてみてもいいのではないでしょうか。
全国のホームレス支援団体HP一覧表

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