イランの図書館の歴史、現在の役割。
国際的なコンクールで賞を取った作家や画家の紹介。
イランの昔話が、いくつか紹介されていました。
はげた男性が冒険の末、美しい妻を娶る「はげのハサン」は、イランでは広く伝わっている話で、映画化されたとか。
子どものいない老夫婦が、鍋の豆から子どもを授かる「まめっ子」。ちなみに生まれた子どもは、智恵と勇気で悪と戦う、という冒険譚。
赤ずきんちゃんのような、「ゴロゴロかぼちゃ」。猛獣に食べられないように、くり抜いたかぼちゃの中に入って帰宅するおばあちゃん。
このあたり、日本昔話にもありますよね~と、親近感。
ルーミーの「精神的マスナヴィー」に出てくる、「オウムと商人」「くらやみのぞう」は、私たちに教訓を伝えてくれます。
イランの児童書はサイズが小さく、ソフトカバーで、ホチキス留めで出版することが多いそうです。そこには、安価で気軽に手に取ってもらいたいという思いがあります。
ちなみに、私のイチオシは、「ごきぶりねえさん、どこいくの?」です。