国境なき医師団　ＮＬ2006年8月号

紛争の陰で忘れ去られた人々

アフリカ大陸の「アフリカの角」と呼ばれる場所に位置する国。
ソマリアは、91年以来、中央政府が不在です。
国をまとめる政府が存在しません。
その代わり各地域で、軍や氏族が治めています。

国をまとめる政府がない。
そんなソマリアで、何が起こっているでしょうか？
貧困、暴力、病気の蔓延です。

栄養失調や下痢、マラリアなど、
治る病気で亡くなってしまうたくさんの人たち。
医療支援が必要なことが明白にも関わらず、
90年代初めに、国連が介入に失敗してから、
国際社会はソマリアを見捨てています。

そんな中で、国境なき医師団（ＭＳＦ）は、
ソマリアの7箇所で、医療支援を続けています。
私はＭＳＦの「一日50円キャンペーン」に参加しています。
自分の寄付が、ソマリアに届くことを願ってやみません。