アフガニスタンイベントを終えて①

私が3か月前から温めてきたイベントが
11/3に無事終了しました
会場にお越しくださったみなさん、
ありがとうございます

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会場はこんな感じで、
ちょっと(!?)閑散としていますが、
日常のニュースでは流れないアフガニスタンの現状を聞くことができて、
とても満足です

会場に足を運んでくださった方の多くが、
NGO関係者だったのですが、
中には、「ネットを見て」来てくださった方がいたのは、
大感激でした
ありがとうございます!!

私としては、NGO関係者だけではなく、
一般の、普通の方々に、
もっともっと世界の本当の姿を知ってもらいたい。
そんな思いがあります

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講演してくださった、
カレーズの会
レシャード医師

今、アフガニスタンの国民が一番恐れているのは、
空爆です。
先日も、
「タリバンが潜んでいる」とのことでNATOは空爆を開始。
その結果、タリバンを含む50名が死亡したと発表されました。
しかし実際は違ったのです。
タリバンは一人もおらず、女性子供を含む800人が死亡。
村が1つ消滅したのです

そして、アメリカとカナダは、枯葉剤のような薬を
空中から散布しているため、
子どもたちの疾患は増加し、
環境も汚染されています

劣化ウラン弾という核兵器も使われ、
先天性異常の子どもが生まれる割合が7倍増加

アフガニスタン難民は、
隣国のイランに約90万人いると言われていますが、
アフガニスタン政府が、「アフガニスタンは安全」と言いふらしているため、
難民たちがイランから排除され、帰国を促されています。
しかし実際は、彼らの帰るところはないのです
結局、アフガニスタンに戻っても、
国内避難民になるしかないのです。

しかし、
「国内避難民」は難民法に基づかないので、
国連からの支援は得られません
これも、おかしな話です

アフガニスタンの東部、南西部の状況は特に厳しく、
新たな難民が出ています

カレーズの会では、
カンダハルに診療所を持っているのですが、
患者全体の57%が成人女性。
結核患者の70%が女性。
貧血の女性も圧倒的に多く(患者の8~9割)、
妊産婦死亡率も高く、
女医も少なければ、看護師の数も足りない

そして、死亡率の地域格差がとても大きいのです。
首都のカブールやカンダハルなどの、
病院がある大きな都市と、
病院がなく、アクセスの難しい地方では、
医療格差がどんどん大きくなっています

タリバン時代もいろんな問題があったけれど、
少なくとも今よりは安全でした。
幹線道路での犯罪の多くは、
外国人武装勢力ではなく、アフガニスタンの警察官です。
そして犯罪の取り締まり率は、
タリバン時代は40%だったのに、今は2%に落ちています

さらに国際社会から集まった支援金5000万$が、
副大臣のポケットマネーになっている事実が判明

国民の、政府に対する不信感は増大です
そんな中、タリバンが勢力を盛り返しているのは
当然の結果だと思います。

タリバンとはもともと、パキスタンの神学校出身者の集まりで、
「国を良くしたい」という一途な思いで集まった人たちです。
政治も法律も全く知らない無知な状態。
そこを、パキスタンが利用し、
パキスタンを通して、アメリカがタリバンを支援していたわけです。

9.11以降、「アメリカがタリバンを支持していた」ことは
言われなくなっているようですが、
以前は周知の事実だったわけです

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