チェチェンを語る。

今年の夏に来日予定だった、
チェチェン共和国の、ハッサン・バイエフ医師。
しかし亡命先のアメリカでのビザがなかなか下りず、
来日が延期になっていました。

そして!
11月に来日が実現し、
日本でのスピーキングツアーが実現したのです
是非、2006年7月26日の私の記事も
参考にしてくださいね~。
コチラ。

チェチェンの紛争は今でも続いていますが
日本ではなかなか報道されず、
講演会の来場者も少ないかと思いきや、毎回盛況だったそうで、
東京講演の、ウイメンズプラザの大ホール(250名)は、
満席でした

プーチン批判をしていた、
ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんが暗殺され、
その真相を究明しようとした、
リトビエンコ氏も暗殺。
そんな一連の報道が、多くの人たちの関心を
呼び寄せたのでしょう。

チェチェンでは、ガンや血液疾患の子どもが増加しており、
ダウン症など先天性疾患の子どもたちが増えているそうです。
先天性疾患に関して言えば、
絶え間ない爆音や振動が胎児に与える影響は大きいとのこと。
新生児の3分の1に障害が起きているそうで、
四肢の不調や精神疾患は、あとを絶たないとのこと。
また、ロシア軍は枯葉剤を使用しているそうです。
ガンや血液疾患が増えているのは何故なのでしょうね・・・?
バイエフ医師はそんな子どもたちを救うための活動を
行っています。

しかし残念だったのは、
講演時間の多くを、バイエフ医師の、
今までの苦難、亡命のいきさつ、について割き、
バイエフ医師が行っている、子どもたちの支援活動や、
その子どもたちの様子について伝える時間は
わずかでした。

バイエフ医師は外科医として、
チェチェン人であるにも関わらず、
ロシア兵の命も、等しく救ってきました。
そのことが、チェチェンとロシア双方から
命を狙われることになり、
亡命せざるを得なくなったのです。

バイエフ医師は、
古代ギリシャの医術の父・ヒポクラテスが言い残した
「誓い」を信念にしています。

「私は私の治療によって、いかなる人を傷つけることも
欺くこともいたしません」

参考に。↓
チェチェン連絡会議
ハッサン・バイエフを呼ぶ会
チェチェンの子どもを支援する会

tyetyen
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