第5回 東京平和映画祭 ④

慈悲を生きる

これは、ダライ・ラマ14世や、その兄弟たちに
インタビューをした映像がおさめられています。

中国が長年チベットに対して行ってきた人権侵害が明るみになったのが、
つい先日のこと

私が、「世界で行われている女性への暴力」について
自分なりに調べ始めた10年前
チベットの女性は強制的に不妊手術を施され、
→例えば、睡眠薬で眠らされてる間に

「一人っ子政策」の名の下に、
強制的に中絶もさせられている、
という話を聞いたことがありました

10年たった今も状況は変わらず、
妊娠9か月での強制中絶が行われているとのこと
ちなみに日本では、妊娠22週以降(6か月)の中絶は
禁止されています

3月に暴動が起こったとき、
「ようやくチベットの現状を、多くの人に知ってもらえる」
と、思いました

しかしそれで終ったわけではありません。
チベットに対する人権侵害が明るみになっても、
どの国も、中国に何も言えないわけです

中国を敵にまわすわけにはいかない、という
各国の思惑があるのでしょう

この映画の中では、
とにかくダライ・ラマ14世が、よくしゃべり、よく笑います
話を聞いていると、こちらも思わず明るくなります
そんな法王を慕って、多くのチベット人が亡命してくるのです

政府レベルでは、何もできないかもしれないけど、
そんなダライ・ラマとチベットの人たちのために、
市民レベルで「何かしたい」思わせられる映画です

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