ナンプー寺でボランティア登録をした当日
スタッフの女の子が、敷地内の施設を案内してくれました
門をくぐってすぐのところには、
こんなオブジェがあります
道なりに進むと左手に、「Life Museum」
写真に写ってる迷彩服の軍団は、タイ軍の人たちで、
社会教育の一環で、上官に連れられてよくここを訪問するそうです
Life Museumの中には、17人の患者の献体が納められており、
私たちはそれを見ることができます
HIV/AIDSについて、多くの人たちに伝えるため、
ご本人とご家族の同意の下、この博物館に保存されています。
博物館の中には、献体者の個人情報がパネルにして展示されています
そして道なりに中ほどまで進むと、
右手に長い階段が見えます
それを登ると・・・
のどかな田園風景が一望できるわけです
階段を下りて、
事務所を左手に見てまっすぐ進むと、突き当たりに、
4階建ての病棟が見えます
この建物の1階部分が、AIDS展示資料室です
ナンプー寺は、AIDS教育の場でもあるので、
毎日のように学生が、学校単位・クラス単位で訪問します
HIVの感染経路、その他の性感染症、
エイズウィルスについて、AIDS患者のケア、予防方法・・・
写真や図を使って、分かりやすくまとめています
そして、敷地の一番奥(あくまでもボランティアが立ち入れる範囲での)には、
骨のお堂があります
ナンプー寺で亡くなると、仏陀像の裏で遺骨を3か月安置します。
そして引き取り手のない遺骨は、仏陀像の前に納められます
現在、992の遺骨が納められています。
仏陀像の前に積まれている白い袋、1つ1つには、遺骨が入っています。
人って、死んでしまったら、
これぽっちの骨だけになってしまうんですよね
その骨だって、いつか、忘れ去られてしまうでしょう。
だからこそ、ほんの少しでいいから、
人の中に受け継がれていくものを残したいと、思うんです
つづく
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