帰ってきたよ、ナンプー寺(エイズホスピス)!
まずは、オリエンテーションから
ゆったりした時間に身をまかせ①
ゆったりした時間に身をまかせ②
ゆったりした時間に身をまかせ③
スラムに咲く華①
スラムに咲く華②
メー・ファー・ルアン
プー・ファー
私がナンプー寺から戻ってきて、
バンコクの友人宅で過ごしていたときのこと
日本人向けのフリーペーパーを見ていると、
フェアトレードショップの広告に目がとまりました
しかも、「日本人が経営しています」とわざわざ明記してあるんです
どんなところかなあ~と思って、早速行ってみたのですが、
迷いに迷って、ようやくお店に到着しました
マーブンクロン・センターの中にあるのですが、
東急と直結しており、どこに連絡通路があるのかわからず、
ごちゃごちゃしているお店の中を通って、ようやくたどり着きました
お店にいた店員さんは日本の女性の方で、
「2年たってようやく、お店が軌道に乗りました」と、
嬉しそうにお話ししてくれました
ここのお店は、NGOと連携しているわけではなく、
お話を聞かせてくれた店員さんの旦那さんがお一人で山岳地帯に入り、
商品開発を行っているそうです
店員さん曰く、
「私はお店を任されているだけで、この仕事は主人が一人でやってるんです。」と。
私はクラフトをいくつか購入
「しおり」かと思って買ったら実は、ブレスレット
リス族の模様だそうです。
コーヒーも数種類売っていたのですが、
バニラの匂いに誘われ、これを買ってみました
このコーヒーの表にも書いてありますが、
ここで売っているどのコーヒーにも、
「ラオ・マウンテン・コーヒー」というロゴが見られました
「ラオ」とは、「ラオス」のこと。
ラオスは以前、フランスの植民地だったため、
コーヒーの栽培が今でも行われているそうです
そして、ワンサイズ大きいコーヒーには、
「フェアトレード」「オーガニック」と表記されていました
しかし、袋のどこを見ても、フェアトレード認証マークは付いていないし、
オーガニックの認証マークもありません
もちろん、認証マークがついていなくても、
WFTOに加盟していれば、
そのお店や団体が扱っている商品は「フェアトレード」になりますし、
オーガニックの基準に関しては各国によって異なりますが、
オーガニック商品を目指したからといってすぐに認可されるわけではありません
しかし日本で時々見かけるのは、
フェアトレードにはほど遠いのに、
「フェアトレード商品」と明記して販売している人たち(  ̄っ ̄)ムゥ
オーガニックに関しても、
第三者機関の認定がないと生産者側や販売者側で、
いくらでも操作ができるという話を聞いたことがあります
なので私は、認証マークがないときは、
まず店員さんに確認するようにしています
私「コーヒーに、なぜフェアトレードラベルが付いていないのですか?」
すると、帰ってきた答えは、
「フェアトレード認証ラベルをもらうには、
参加団体がライセンス料を払わなければなりません。
そして、そのライセンス料を参加団体に均等に配分し、運営の補助をしています。」
とのこと。
えっと~・・・
私が聞きたかったのは、そういうことではなく、
このコーヒーが本当にフェアトレードなのかどうか、
ということなのだけど・・・
私の聞き方が悪かったのかな?
まあ、いっか
あとで、WFTOに加盟しているのかどうか聞いてみようっ
私「これは本当にオーガニックなんですか?」
すると、帰ってきた答えは、
「私たちが直接ラオスから買い取っているのではなく、
フランス人が仲介しています。
本当にオーガニックかどうかは、
直接見に行ったことがないので分かりません。」と。
ええええ~~っ、、、、
コーヒーの袋に「オーガニック」と表記されているのに、
それについて「分からない」って答える店員さんってどうなのΣ( ̄ロ ̄|||)
かなり、びっくりです
お店の顔である店員さんが自信を持って答えられなくて大丈夫なのー
その時点で、フェアトレードの真偽については吹っ飛び、
「このお店、信用しても大丈夫なのかなあ~~Σヾ( ̄0 ̄;ノ」と
不安になってしまいました
日本の友達のお土産に、
フェアトレードの物を買って帰ろう~v( ̄∇ ̄)vと、
楽しみにやってきたのに、残念です
ロフティー・バンブーのサイトを見ると、
生産者と消費者のために頑張ってるのかな~?という感じはするのですが、
商品と消費者を直接結びつけている店員さんに、商品の知識がないと、
消費者に商品の良さがちゃんと伝わらないし、
時には間違って伝わってしまうこともあると思います
これって、もったいないことですよね。
「私ってクレーマー」と自分で突っ込みたくなるくらい、
私は商品について疑問があると店頭で聞きまくる方ですが、
今回の店員さんの受け答えを見ていると、
フェアトレードやオーガニックに関して、
あまり質問されたことがないのかなあ~?と感じました。
→というのも、他店ではぶっちゃけ、商品のことを知らなくても、
「これはフェアトレードです」「オーガニックです」と、
店員さんは言い切ったりします。
で、「詳細は後でお調べしてお伝えします」みたいな
お客の立場としては、店員さんに自信を持って答えてもらわないと、
不安になりますよね
そして、このお店に来るお客さんは、
表示してあることを疑わず、購入しているのかなあ~?
→というか、私が疑いすぎなのかしらっΣ( ̄ロ ̄|||)
それともこの店員さんは、今までも同じような質問に同じように答えていたのかなあ~?
いろんな疑問がむくむく
とりあえず!
軌道に乗ってまだ2年
これからどうなるか、ですね~。
今度バンコクに行ったとき、このお店がどんな風に成長しているのか、
また訪れてみようと思います
ちなみに下記は、私が数年前にチェンライのNGOで、
山岳民族に関わっていた時のお話です
タイ 少数民族と共にある生活①
タイ 少数民族と共にある生活②
タイ 少数民族と共にある生活③
タイ 少数民族と共にある生活④
タイ 少数民族と共にある生活⑤
タイ 少数民族と共にある生活⑥
タイ 少数民族と共にある生活⑦
タイ 少数民族と共にある生活⑧
タイ 少数民族と共にある生活⑨
タイ 少数民族と共にある生活⑩
タイ 少数民族と共にある生活⑪
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さて、以下は追記です(2010.8.17)
LOFTY BAMBOOから連絡をいただきました~v( ̄∇ ̄)v
私が購入した、ラオ・マウンテン・コーヒーは、
Jhai Coffee Farmers Cooperative から豆を購入してるそうです。
そしてJhai Coffee Farmers Cooperative は2010年6月に、
WFTOに加盟したとのこと。
WFTOに加盟するということは、
その団体で扱ってる商品は「すべてフェアトレード」という証明になります
オーガニックかどうかに関しては、正式な承認はまだのようですが、
オーストラリアやNZのマーケットでは徐々に
オーガニック商品として受け入れられているようです
ちなみにLOFTY BAMBOOは、WFTOに加盟してはいないけど、
フェアトレードの基準に沿って、
商品開発をしているそうです(*’-‘*)
オーガニックにしろ、フェアトレードにしろ、
「認証マーク」にこだわっていた以前の私。
けど、認証マークをみてしまうと、それ以上考えるのを辞めてしまうんですよね
「あ、この商品はフェアトレードだから安心」みたいな。
でも、自分が購入する商品の背景を考えるのはとても大切なことであって、
「お墨付き」があるからといって、
考えるのを辞めてはいけないんだと思います
実際、フェアトレード商品ではない物に、
フェアトレードラベルを付けて販売しているという事実も存在しています。
(この話は長くなるので、また後日に別投稿で)
小さな生産者を搾取することなく、
まっとうな価格で購入するということ。
そして商品開発するときは、現地の環境破壊をしないということ。
消費者の1人として、そんな企業・お店を応援したいと思っています
今回の「タイ」関連記事一覧です。
2009年6月10日 帰ってきたよ、ナンプー寺(エイズホスピス)!
2009年6月12日 まずは、オリエンテーションから
2009年6月14日 ゆったりした時間に身をまかせ①
2009年6月14日 ゆったりした時間に身をまかせ②
2009年6月14日 ゆったりした時間に身をまかせ③
2009年6月17日 スラムに咲く華①
2009年6月17日 スラムに咲く華②
2009年6月18日 メー・ファー・ルアン
2009年6月28日 プー・ファー
2009年6月28日 LOFTY BAMBOO
2009年6月30日 サラデーン・カフェ
2009年6月30日 花と兵隊のプロローグ
その他の「タイ」に関する記事です。
2005年7月24日 タイのエイズホスピス①
2006年1月22日 タイ 少数民族と共にある生活①
2011年2月08日 クロントイ幼稚園☆