東京平和映画祭2010

今年で7回目の、東京平和映画祭
今年は、チケットの売れ行きが伸び悩んだそうですが、
作品を見ると、ぶっちゃけ小粒揃いで、
うーん、いまいち・・・

2日間に渡る映画祭でしたが、
私は最終日のみ、鑑賞してきました~v( ̄∇ ̄)v

いやいや、涙・涙の連続で、満足でした( p_q)エ-ン

私が見たのは、チベットを潜入取材した、
Undercover in Tibet

ペシャワール会を取材した、
アフガンに命の水を

の2作品です

その他に、
きくちゆみさんや、田中優さんのトークあり、
ジャーナリスト西谷文和さんによる、イラク・アフガンの映像ありで、
最終日の半日しか参加しなかった私でも、充分楽しめるものでした

チベットに家族を残して亡命し、イギリス国籍を取得したタシさんが、
決死の覚悟で、チベット潜入取材を敢行

11年ぶりに祖国に帰ると、
そこで目にしたのは、中国による恐怖支配
土地や家畜を奪われて、強制移住させられる人々。
違法な逮捕や拷問。
不妊手術を強制される女性たち。

「とにかく、チベットの現状を世界に伝えなければ」
そんなタシさんの強い思いが、伝わって来ました。

ペシャワール会の中村哲先生は、
私が心から尊敬する医師の1人です~~(* ̄∇ ̄*)エヘヘ
医師としてアフガンとパキスタンで患者の診療にあたっていた哲先生が、
「今ここで必要なのはパンと水」
「アフガンに必要なのは農業であって軍隊ではない」と、
井戸を掘り、灌漑用水を作り、
不毛の土地と言われているガンベリ砂漠を緑でいっぱいにする計画を
着々と進めています
それと同時に、
貧しい子供たちが教育を受ける機会を提供するため、マドラサ(神学校)を作り、
アフガンの未来を担う、子供たちの教育にも力を入れ始めました

そんな哲先生の挑戦に、私も奮い立たされます(☆゚∀゚)

揺れに揺れているチベットとアフガニスタン
どうして、まわりの国々に狙われるのでしょうか?

ヒマラヤを抱えているチベット高原は、
アジアの水源でもあります

インダス川、ガンジス川、チャオプラヤー川、メコン川、長江、黄河。
アジアの48%が、これらの川に頼って生きています。
これらの川の源流は、ヒマラヤです

そしてチベットには油田が見つかり、
銅、鉛、亜鉛、鉄鋼などの鉱床も発見され、
約4兆ドルという地下資源欲しさに、中国は青蔵鉄道を作り、
何が何でも、強硬手段を取ってでも、チベットを支配したいわけです

ちなみに、新疆ウィグルも同じで、
油田やガス田が眠っているウィグルを、中国が支配したいのも、
中国には資源が枯渇しているからです。

アフガンの場合、以前から莫大な鉱床があると言われていることと、
一番大きな理由は、
カスピ海の天然ガスや油田のパイプライン(ユノカル社)を通すのは、
アフガニスタン・パキスタンを通ってインド洋に流す以外考えられないから。
日本としても、
カザフスタンのウランを、同じルートで運ぶことを考えているわけです

人の命が狙われ、暴力にさらされ、
普通に生きることが困難な国や地域は、
皮肉にも、自然に恵まれた豊かな地域でもあります
水、石油、ガス、鉱床・・・

自分たちで食べるものは自分たちで作り、
自分たちが使うエネルギーは自分たちで作り、
もし足りない場合は、可能な範囲で他の国と取引をすればいい。
他人を踏みにじってまで、手に入れる物ではありません

世界で起きている戦争や人権侵害に、
日本が関わっていることもあります。
私たちの生活につながっていることですから、
「知らなかった」では済まされません

世界で何が起きているか知ることで、自分たちの生活を見直し、
真に豊かな世の中になるよう、つなげて行きたいと思っています(*’-‘*)

pf10

ありがとうございます。
mana

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