ベラルーシのオートル村にて。

ベラルーシの、村の食卓。ほっとするような温かさがあります。

首都のゴメリ市から車で20分程のオートル村に住んでいる、ステファンおじいちゃんと、ナージャおばあちゃんに会いに行ってきました。

2人は2か月前に、金婚式を迎えたばかり。とても豪快で気さくで、大きなキスと、サマゴン(自家製ウオッカ)、そして温かい料理でのおもてなし。

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この辺りの放射線量はそれほど高くないため、立ち退きはしなくても良いらしい。

チェルノブイリ原発事故のため、自分が生まれ育った土地で暮らせなくなり、移住を余儀なくされる人が多い中で、自分の土地を守りながら生活している人々を見ると、なんだか暖かい気持ちになります。例え汚染されていたとしても、どこにも行く場所なんてないのですから。

人間が犯した罪(事故)なんだもの。最期まで自分らしく暮らしていたい。私たちが犯した罪を受け入れながら。そんな、強さとしなやかさを感じました。

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