マラリアの唯一有効な治療法と言われている「ACT」。
即効性あり、副作用少なく、耐性がない、と画期的な治療方法です。
WHOも、各国に、ACTへの切り替えを推奨しています。
現在アフリカの40カ国が国家の治療方針として
ACTを採用。
世界基金がACTの為に拠出した予算は約3億ドル!!
しかし実際は、ACTを導入している国は、40カ国のうち7割のみ。
使用した資金も3割に過ぎません。
マラリア対策に取り組む側と資金を提供する側の調整が不十分なこと、
アフリカの国々の財政や人材の不足。
地域社会の認識の低さ。
などなどの原因が考えられます。
素晴らしい治療方法が見つかったのだから、
「助かる命は、きっちり助ける」というスタンスで、
臨んで行きたいですね。