講談師・神田香織さんの、
「チェルノブイリの祈り」を聞きに行きました。
初めての講談は未知の世界で、
「眠くなっちゃったらどうしよう・・・」とか、
「私に理解できるかなあ・・・」とか
悶々と考えていました
会場に入ると、ほとんどの人が年配者。
私と同年代の人は、3~4人いたかどうか。
やはり、「講談」と言われても、
若い人たちにとっては、
「それって何?」の世界なのかもしれませんね
講談「チェルノブイリの祈り」は、
岩波書店刊の「チェルノブイリの祈り」が原作で、
それを読んでえらく感動した神田さんが、
講談用の脚本を書き、全国で披露しているわけです。
1986年4月26日。
チェルノブイリ原発4号炉が爆発したとき、
その消火作業にかりだされたのが、
消防士のワシーリー。
すぐに帰ってくると疑わず、送り出した妻リュドミーナ。
もちろん、4号炉で何が起きてるかなんて、
知らされていません。
致死量の放射能を浴びた夫は、すぐにモスクワの病院に搬送。
妻はその後を追い、
妊娠してることを病院には隠して、夫の看護を続けました。
しかし被爆から14日後、夫は亡くなりました。
遺体はロシアに埋葬され、一緒に故郷に帰ることは
叶いませんでした。
そして・・・
講談はとても迫力があり、号泣です
声のスピードや抑揚と照明で臨場感を出し、
感情移入せずにはいられません。
鼻水をズルズルさせるくらい、泣きまくりました。
生活が今よりも不便になってもいいから、
原発を日本からなくしたい・・・
講談が終わったときには、真剣にそう思っていました。
(もちろん今でも。
ある意味、原発がない方が快適な生活になるとも、思います)
110~130台を行ったりきたり
しています。
11~14番を行ったりきたり
しています。