1949年、中華人共和国を成立。
1950年、東チベット制圧。
1951年、ラサ占領。
以降、現在まで、中国によるチベットへの暴力は続いており、
チベット人は、絶滅の危機に瀕しています。
1959年に、ラサでチベット人が蜂起し、9万人近くの死者をだして
中国政府は鎮圧。
これ以上の犠牲を出さないために、ダライ・ラマはインドに亡命。
その後ダライ・ラマは、実妹と2人で、
インドに、チベットの子どもたちのための教育施設を造りました。
現在のチベットでは、表現の自由が制限され、
教育を受けることができません。
そして、チベット自治区の、「中国人移入」は
どんどん進んでいます。
こんな中国の支配から抜け出すために、
毎年2000-3000人のチベット人が、
命がけで、雪のヒマラヤを越えて、
インドに逃れています。
途中、中国兵に見つかれば射殺されます。
亡命者の1/3は、教育を求める子どもたちと言われています。
チベットの親は、愛する我が子に教育を受けさせるべく、
二度と会えないかもしれないと思いながらも、
我が子をインドに送ろうとするのです。
そんな親の深い愛情と、それに応えようとする子どもたち。
そして、子どもたちをサポートしようとする、大人たち。
インドで教育を受けた子どもたちが、
中国の圧制を辞めさせるべく、故郷に戻ってくることを
願って止みません。