ぷれいす東京主催の
ボランティア研修・第二回目-前半。
今回の講義内容は、
①医学的基礎知識2 性感染症の知識
②セクシャリティの多様性について
HIV/AIDSに関わるようになると、
セクシャリティの問題に必ず触れることになる。
セクシャリティ、すなわち「性的嗜好」のことだ。
男性とセックスする男性。
女性とセックスする女性。
どちらともセックスする人。
相手のどこ・なにに、性的魅力を感じるか。
どのようなセックスを好むか。
私たちは、普段このような話はなかなかしない。
どちらかというとタブー視されている。
ちょっと人とは違うセクシャリティを持っていると、
偏見や差別にあい、気持ち悪がられることさえある。
私自身は今までの人生、男しか好きになったことがない。
しかしそれは、好きになれるような女性に出会ったことがない
だけなのかもしれないし、
セクシャリティ、いや人生に「絶対」はありえない。
人間は、自分と違うものを理解することが難しい時、
受け入れる代わりに排除しようとする傾向がある。
宗教、民族、風習などあらゆる場面でそのような事が見られる。
特に、セクシャリティとなるとネガティブなイメージが強いため
その傾向が顕著ではないだろうか。
自分と違うものを認め、受け入れること。
それがHIV/AIDS陽性者が生きやすくなるために、
私たちができる第一歩だと思う。