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まさかの展開
過去2年間、線量の高いゴメリ州立病院でどんな症例の新生児たちが生まれたか、ベラルーシの医師と日本の医師がデーターを見ながら話をはじめました。話を進めていくうちに、両腕のない女の子の写真のところで、PCの操作をしていたベラルーシの医師の手が止まりました。その医師は、「原発事故との関連性は不明ですが」と前置きをしてから、「妊婦健診の時、胎児に腕がないことは分かっていましたが、お母さんの強い希望を尊重して出産することになりました。」と!!!
それが当たり前の世の中に!
異常があったら中絶するのが当り前のこの国で、生むことを選択することはとても勇気のいることです。旦那さんやご両親はこのお母さんの選択を納得しているんだろか?家族以外にも、サポートしてくれる人がいるのだろうか?社会サービスが整っていないこの国で、そんな不安はあるけれど。これからも、子どもに障害があっても、産むことを選択する女性は増えるかもしれない・・・そうであって欲しい。