喜びの朝

サピナ村に戻り、
子どもたちに軟膏を塗り、
抗生剤の飲み方を伝えてから9日目の朝

JBFA現地駐在員である飯田さんの友人であり、
サピナ村に知人がいる男性から、
事務所に電話がありました

「子どもたちの皮膚が良くなってるよ」

飯田さんと私は、
急遽明日、サピナ村に行くことにしました

猛暑の中、バスで2時間半

ポ市のバスターミナルには、
サピナ村の村長さんの弟が、
満面の笑みで出迎えてくれました
(いつもは無愛想なのに、ちょっとビックリ)

「子どもたちが良くなったんです」

ポ市から、バイクに乗り換えてサピナ村に到着すると、
村長夫人や女性たち、そして子どもたちが、
わらわらでてきました

で、肝心の3人の子どもたちはというと・・・

sapina01
sapina02

写真上→治療前
写真下→治療後

この子は、
肌の黄色い日本人を見ると泣くし、
カメラを構えるとさらにヒートアップするので、
同じようなアングルで撮れなかったのが残念
光の当たり具合によっては、
皮膚の状態がよく見えません

しかし、
眉の上のキズや、鼻の上のブツブツが消えて、
ツルンとした感じは分かると思います

右の頬も、キズらしいものは見えません

sapina03
sapi-chi03

写真上→治療前
写真下→治療後

10日後もまだ少し右頬の一部が膨らんでいますが、
膿がなくなり、かなり小さくなったと思います

ああ、よかった!!
とりあえず、今のところは問題がないみたい

この後、私はいろんな人に囲まれ、
「村に診療所を作るから、村に滞在してください」
「あなたは命の恩人です」
などなど、
この村に私の銅像が建っちゃうんじゃないの
という勢いでした

それだけにとどまらず。。。
さらに、他の子どもたちにも似たような皮膚疾患が見られ、
その他、結膜炎、陰嚢水腫(のような感じ)、膝の関節炎、
突然足が動かなくなった人・・・などなど、
「診てください~~」
という感じでしたが、
さすがに私ではどうにもならない疾患ばかりです

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