ブルキナファソの福祉

私は2004年の4月~5月にかけて、
西アフリカのブルキナファソに行ってきました

その時の話で、まだ書き足りない部分があるので、
ここに追加したいと思います

過去に書いた話については、
コチラをご参照ください。

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ブルキナファソに滞在中のこと

私は、障害者施設に行く機会がありました
ここは、足に障害がある方たちが暮らし、仕事をする場所です

興味深いのは、車椅子の形です

sisetu03

このタイプは日本でも見ることができますが、

sisetu01 sisetu02

三輪車になっていて、腕でこぐものもありました

ブルキナファソには、
足だけでなく、手や腕に障害がある人たちもいます。
しかしここでは、「手に障害がある」=「死」
を意味するのです

足が動かなくても、手が動けばなんとか生活をすることができます。
しかし手が動かなかったら、「できないこと」が一気に増えてします
それをフォローできるだけの「福祉」というものが、
ここには充分にはありません

sisetu04

車椅子は、自分たちで作っています

この施設を作ったのは国ですが、
その後の面倒はみてくれません。
自分たちで、何とかしないといけないのです

彼らは、木製コースター、真鍮の動物、織物などを作って販売し、
その利益で生活を成り立たせています

JBFAは、
これらの商品をたくさん購入し、日本で販売しています
(今はわかりませんが)

国は、箱ものだけ造ってあとは知らん振りって、
どういうこと

でもこれって、
何もブルキナファソのことだけじゃないんですよね。
日本だって同様です
政府は、弱者を切り捨てることばかり考えているように見えます

社会的立場の弱い人たちの声は、
なかなか中央まで届きません
その「声」を聞いた人たちが、聞こえないフリをするのではなく、
「代わりに伝える」「伝える手助けをする」ことが、
大切なんだと思います

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