私は2004年の4月~5月にかけて、
西アフリカのブルキナファソに行ってきました
その時の話で、まだ書き足りない部分があるので、
ここに追加したいと思います
過去に書いた話については、
コチラをご参照ください。
********************************
ブルキナファソに滞在中のこと
私は、障害者施設に行く機会がありました
ここは、足に障害がある方たちが暮らし、仕事をする場所です
興味深いのは、車椅子の形です
このタイプは日本でも見ることができますが、
三輪車になっていて、腕でこぐものもありました
ブルキナファソには、
足だけでなく、手や腕に障害がある人たちもいます。
しかしここでは、「手に障害がある」=「死」
を意味するのです
足が動かなくても、手が動けばなんとか生活をすることができます。
しかし手が動かなかったら、「できないこと」が一気に増えてします
それをフォローできるだけの「福祉」というものが、
ここには充分にはありません
車椅子は、自分たちで作っています
この施設を作ったのは国ですが、
その後の面倒はみてくれません。
自分たちで、何とかしないといけないのです
彼らは、木製コースター、真鍮の動物、織物などを作って販売し、
その利益で生活を成り立たせています
JBFAは、
これらの商品をたくさん購入し、日本で販売しています
(今はわかりませんが)
国は、箱ものだけ造ってあとは知らん振りって、
どういうこと
でもこれって、
何もブルキナファソのことだけじゃないんですよね。
日本だって同様です
政府は、弱者を切り捨てることばかり考えているように見えます
社会的立場の弱い人たちの声は、
なかなか中央まで届きません
その「声」を聞いた人たちが、聞こえないフリをするのではなく、
「代わりに伝える」「伝える手助けをする」ことが、
大切なんだと思います
「ブルキナファソ」関連記事一覧です。
2005年7月23日 ブルキナファソでインターン
2005年7月24日 ブルキナファソの女性たち
2008年7月10日 ポ市のサピナ村で。
2008年7月10日 ネリカ米の栽培
2008年7月26日 深い井戸 浅い井戸
2008年7月26日 前夜の苦悩
2008年7月26日 喜びの朝
2008年7月26日 「できない」ということ
2008年7月26日 ポリオ撲滅までの道のり
2008年7月31日 支援のむずかしさ
2008年9月23日 FGMとフィスチュラ
2008年9月23日 ブルキナファソの福祉