薬害肝炎裁判~東京訴訟

大阪、九州、名古屋、仙台など、
全国で行われている薬害肝炎裁判。

8月1日、東京裁判が結審しました。
判決は9月です。

1969年から1994年頃までの間に、
出産や手術などで血液製剤が使われ、
知らないうちにC型肝炎に感染した人が
たくさんいます。
今でも気づかれていない方は、たくさんいると
言われています。

止血剤として使われていた「フィブリノゲン」には、
C型肝炎ウィルスが混入していました。
この血液製剤を製造・販売した、
現三菱ウェルファーマ株式会社・日本製薬株式会社などと、
それを承認した国の責任を追及する裁判です。

C型肝炎は、
主に血液を媒介にして感染するわけですから、
血液に直接触れないように気をつければいいのです。
しかし以前私が働いていた施設で、ヘルパーさんたちが、
C型肝炎の利用者さんをお風呂に入れるとき、
「一人」で、「一番最後」に入れていたことが判明。
理由は、「感染するから」とのこと。
それを聞いた私たち看護師はびっくり
「出血していなければ、普通に入浴してもらって可」という指示を
改めて出しました。

そしてその施設で、感染症の「危機管理マニュアル」を
作っていたときのこと。
C型肝炎の患者さんの食器や衣類を
別にしている病院があると知ってびっくり
そんな必要がどこにあるのでしょうか?
C型肝炎は「血液」による感染です。
食器や衣類に血液が付着していなければ、
全然OKなんです。

東京裁判では、実名公表している原告は
一人もいません。
世間には、「うつる病気」という偏見があるからです。

東京裁判の判決がどう出るかわかりませんが、
勝訴したとしても、
偏見と差別にさらされる人生は、続くわけです。
裁判や賠償金だけでは、なかなか変えられない現実が横たわっています。
薬害肝炎訴訟

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しています。

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