今回、大賀さんのハーモニーライフ農園にうかがったメンバーの中に、
「タイでオーガニック栽培を広めたい」という
高い志を持った、タイの若者4名も一緒でした
大賀さんは、タイの農家さんにも農業指導やら研修やら、
いろんな取り組みを行っています。
そんな中でよく聞かれる声が、
タイ農家
「作物が全滅したら誰が責任を取ってくれるのか?」
大賀さんは、一緒にやっているタイの農家さんから、
できた作物を高く買い取っているそうですが、
「うちが高く買い取りますから」
だけじゃ、納得してくれないそうです
ではどうそればいいのか?
農業指導を行う
ただ口で説明するだけでなく、一緒にやる。
その時、野菜だけでなく、
失敗しにくいハーブを一緒に植える。
どんなものでも買い取る。
曲がってても、ちっちゃくても、多少傷があっても、
どんなものでも買い取る。
そして、オーガニックをやる上で大事な物の1つに、
水があります
ハーモニーライフでは、
150Mボーリングしてカオヤイの伏流水をつかっているので、
今から30年前の雨水を使用しています。
もし、川の水を使わなければならないときは、
1度池に溜めて、EM菌を使ってから農業用水として使用しています
水つながりで言うと、「ハイドロポニック」
いわゆる、「水耕栽培」というのがあります
土がないところでも栽培できる、というのが売りですが、
やはり私は、土壌で育てていない物を口にするということに抵抗があり、
不自然さを感じてしまいます。
大賀さんが言うには、ハイドロポニックで栽培した物は腐りやすいそうで、
「土に植えないとオーガニックではない」
と言っていました
ただ単に、化学肥料を使わず水にも気を付けてればオーガニックと言える、
というわけではないんだと思います。
大事なのは、
そこに生命力がある、
ということなんだと思います
このことは、大賀さんも言っていましたし、
私がオーガニックの食材にこだわるのも、
食物が本来持っている「生命力」に魅せられているからです
栄養学の研究は年々進み、
一般人でさえも、ネットや雑誌やテレビなどで、
栄養に関するいろんな情報を容易に手に入れることができます。
しかし、
栄養に富んでいる食物に、力強い生命力が宿っているかどうかは、
また別問題です
私たちは、命の連鎖の中で生きています。
野菜やお肉やお魚の、命をいただくことで生きることができています。
私たちに命を与えてくれる食物に、生命力があるのでしょうか?
命を作る力がある食べ物でしょうか?
生命力に溢れる食物をいただいてこそ、
私たちの命も輝くことができ、
そんな私たちが、
私たちに命を与えてくれた地球に、恩返しができるのではないでしょうか?
その「生命力」が良く分かる一例があります(☆゚∀゚)
オーガニックの野菜と、ケミカルの野菜を買ったとき、
オーガニックの野菜は、数週間置いても腐りません。
しかしケミの野菜は数日で腐ってしまいます。
→同じ環境下で比較。
タイには日本から農業支援が入っていますが、
それが生かされていない例を見かけるそうです
例えば、チェンマイやチェンライに植わっている梅の木
オーガニック栽培にも関わらず、
指導するだけして、
買い取る仕組みを作らないままプロジェクトが終了してしまったので、
今、できた梅の実は、捨ててしまっているそうです・・・
山のてっぺんにある梅の木なので、
まわりには農家がなく、使われている水も綺麗
なので、ハーモニーライフではできるだけ買い取って、
小さな梅は酵素の材料に。
中くらいの梅はジャムに。
大きな梅は梅干しにしているそうですv( ̄∇ ̄)v
こういう、無駄遣いな援助は、
タイに限らず、世界のあちこちで見られるんだろうな~~
ちなみに、アフリカで同様の話は聞いたことがあります。
(この話は、また後日)
農業指導をしたら必ず買い取る。
これって、大切だと思います。
ありがとうございます。
mana