しかし、いわきに行く事を決めたものの、
それが私にとって、簡単ではないことにすぐ気がつきました
致命的だったのは、「車の運転ができない」ということ・・・
免許は持ってるけど、ペーパーです
車も持っていません。
そして、海外で活動したことは多々あっても、今までロジ全般は、
NGOのスタッフが全部お膳立てしてくれていて、私は看護師としてそれにのっかって、
行くだけだったので、まず何をして、何が必要なのか分かっていませんでした
ただ唯一分かっていたのは、食料も水も寝る場所も移動手段も、
全て自分で準備をしなければならない、ということ。
私のいわき行きは4月の中旬だったので、行こうと思えば、
車がなくても高速バスで行くことができました。
しかし、支援物資があるので車でないとダメだったのです。
それに、現地で人さまに迷惑をかけることなく移動をするとなると、
やはり車は必須でした
海外経験百戦錬磨の助産師の友人に相談をし、
車とガソリン缶の手配を、まず始めました。
最初はなかなか集まらず、ヒヤヒヤしたのですが、
最終的には車も見つかり、ガソリン缶も4つ集まり、
友人助産師と看護師が、運転を買って出てくれ、みなさんの温かい気持ちに
、ホント、感謝でした
そして、物資もあちこちから集まりました
いわき行きが4月ということもあり、支援の内容も、
緊急から復興にステージが移りつつある時期でした。
いわきでは物資が余っており、ガソリンがないから各家庭に運べないでいるだけ、
という情報もあったり、必要なものが、そのときどきで変わるので、
情報収集は難しかったです
いわき市や、いわきで中心になって動いてるNGOに電話をしても、
避難所の状況は把握し切きれていないのが現状でした。
結局は、行ってみないと分からない、ということです。
愛知県の、あさみさんからいただいた、岡崎の助産師さんお手製の、
「災害時の母乳育児マニュアル」です
長野県の歯科医師、安斎先生からいただいた、
子ども用の歯みがきセットと、クレヨンや折り紙などです。
いわきの助産院で、子どもの文房具類を集めていたので、持って行きました
夫の友人からいただいた、たくさんの目薬。
なぜ、目薬が必要なのか・・・?
これは、後でお話ししますね
ポラリスプロジェクトジャパンからいただいた、たくさんの石鹸
これらの石鹸は、ポラリスがラッシュジャパンからいただいた物です。
オーガニックの石鹸もいただきました。
これも、ポラリス経由で、
オーガニック化粧品ユード133 メルインターナショナル株式会社という所からです。
なぜ石鹸?かというと、ポラリスプロジェクトジャパンは、
世界の人身売買をなくそうと活動しているNPO法人で、今回の被災地で、
DVや子どもの虐待が起こることを恐れていました。
阪神淡路の時もそうですし、ハリケーン・カトリーナで被災したルイジアナ州や、
スマトラ沖地震などなど、被災地や難民キャンプなどでは、レイプなどの性被害や、
子どもに対する虐待が、日常的に起こりやすくなります。
そんな哀しい被害を予防し、啓蒙するためのカードを作り、
そんな主旨に賛同してくれるメーカーが石鹸を提供してくれ、私が避難所に運ぶことになったのです。
女性や子ども向けの、こんな可愛いカードで、
こうやって、石鹸と一緒にパックしました。
たくさんの方々の気持ちと一緒に、福島県いわき市に出発したのです
mana