チェルノブイリ博物館
チェルノブイリ原子力発電所4号炉①
チェルノブイリ原子力発電所4号炉②
チェルノブイリ原発から約4キロ離れた所に、
プリピャチ市があります。
事故当時、原発に従事する労働者が家族と共に約5万人住んでおり、
事故の翌日27日に全員が避難
住民たちは「数日の避難」としか聞いていなかったので、
荷物をほとんどもたず自宅をあとにし、
現在に至るまで、戻ることができずにいます
高濃度の放射能が降り注いだプリピャチに人が住めるようになるのは、
数百年後のことだと言われています
1970年に作られたこの都市は、地図に載らないような機密都市でした。
というのも、チェルノブイリ原発の原子炉は、
プルトニウム爆弾を作るために開発された原子炉を発電用に転用したもので、
やろうと思えば、プルトニウムを取り出すことができたわけです。
国家機密である原発に従事する人たちが住むプリピャチは、
公にできない都市だったわけです
現在プリピャチは廃墟となり、
1986年4月27日で、時が止まったままです
公民館。
奥に進むと、プールがありました
そしてそこから見えるのは、観覧車
ジャーナリストの広河隆一さんや、写真家・映画監督の本橋成一さんが撮る
モノクロのプリピャチを何度も見たことがあります
哀しくて、寒くて、恐ろしくて・・・・
そんな空気が漂ってる写真でしたが、実際に現場を見てみると、
静かでのどかで、ちょっともの悲しいんだけど陽気で・・・
この遊園地はメーデーに開園予定でした
しかしその5日前に起きた事故により、
永遠に開園することはなくなってしまったのです。
ここでたまたま取り出した、ガイガーカウンター。
計測してみると、コケの上で16-17マイクロシーベルトをマーク
何故?何故????Σヾ( ̄0 ̄;ノ
本来のツアー時間は3時間なのですが、
私たちはこのまま今日中に国境を越えて、ベラルーシに行かなければならないので、
2時間に短縮してもらいました
本当は、廃墟の個人宅にも行ってみたかったんだけどね。
チェルノブイリ市内に戻る途中、
「きつね色の森」をとおり、
最初に到着したプレハブに戻ってきました
←「きつね色の森」とは、放射能により葉っぱの色が茶色~赤~黄色く
枯れて変色してしまった森のことです。「赤い森」とも言います。
帰ってきたらまず、プレハブの出入り口にある、
放射線検出器でチェック。
全員はおこなわず、代表で鎌田先生だけ。
グリーンのランプが付き、OKでしたv( ̄∇ ̄)v
このツアーは昼食も付いており、
サラダ~スープ~メイン~デザートまで
かなり豪華な食事です。
10キロゾーンを通過し、30キロゾーンへ。
この時は全員バスから降りて、放射線のチェックです。
放射線が洋服から検出されることがあるそうですが、
この時は全員OKでした
数年前に比べて、見学できる場所や写真撮影できる場所が
かなり制限されるようになりましたが、
誰もがのこツアーに申し込むことができ、見学ができます
(ちなみに費用は約1万円)
現在も放射能が放出されているため、ここに来るには勇気が必要かもしれません。
でも、原発事故は決して人ごとではないと思うんです。
日本には原発が55基(しかも活断層の上に)
さらに原発を増やそうとし、もんじゅも運転再開。
本格稼働はできませんが、再処理工場も動いています。
原発と生きるということはどういうことか。
湯水のように流れ出てくるその恩恵をただ享受するだけでなく、
その裏に潜んでるリスクや、支えてくれてる人たちのことも考え、
「本当にこのままでいいのか?」
自分自身に問いかけ、世の中に問いかけて行きたいと思いました
ありがとうございます。
mana
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