意見陳述が終わり、次々回・次々々回の裁判の日程調整が始まった。
日程調整が法廷で行われるなんて、びっくり!
次回の裁判は11/30だが、それ以降、つまり来年の裁判日程が
なかなか決まらない。
裁判長は、2/1を提示。
それに対し、被告側は「差し支えあり」とのことで却下。
その後、2/8、2/15、、、と、どんどん日程がずれ込んでくる。
しびれを切らした、原告側の弁護士が、
「11/30の次の裁判がそんなに長く開かれないままなんておかしい」と。
原告側は1/18を主張。
しかし、裁判長と被告側は、「11/30から日が浅いのに、書類が準備できるのか?
裁判を進めることはできるのか?」と。
原告側は「書類を提出します」とのこと。
被告側は、「年末年始をはさむので、1/18までに書類が間に合いません」と。
「はああ~~??裁判やってるのに、正月もクソもあるか!
イレッサの副作用で600人以上の命が奪われてるのに!!」
と、私は呆れた。
原告側は、「年末年始だからこそ、他の仕事が入らないだろうし、
裁判に専念し、書類も作れると思います」と。
傍聴席からは、弁護士を弁護する発声が思わずもれた。
そして、1/18の主張が通り、次々回が決定。
私は今回、新しい世界を経験してドキドキの連続だった。
目からウロコが、たくさん落ちた。
薬害裁判で私ができること。
それは、できるだけ裁判に足を運び、「世間が注目してる」という
プレッシャーを被告・裁判官に与えること。
「たった一人でそんなことしたって・・・」と思うかもしれないが、
(ちなみに今日の傍聴者は、約90名)
一人一人の力は小さくても、「無」ではない。
私はこれからも、関心のある裁判は傍聴していこうと思う。