初の移動介助

某施設から自宅に帰るのをお手伝いする。

片目は全く見えておらず、
もう片方は、テレビの砂嵐のようで、色の識別はできていない。
数年間、自宅で引きこもっていたこともあり、
両下肢の筋肉がだいぶ弱っているのだろう、
歩行が不安定で、少しふらついていた。

事前トレーニングでは気がつかなかった問題点。
現場に出て初めてわかることがたくさんあった。

普段、自分で気をつけたいこと。

①電車のドアの両端には立たない。
視覚障害者が電車の乗り降りをするとき、
ドアのすぐ側に付いている棒に触れます。
電車とホームの間に落ちないためにも、必要な行為です。

②電車の優先席に座るときは、絶対に眠らない。
そして、優先席を必要とする人が乗ってきた場合、
もし私が両端のいづれかに座っていたら、積極的に席を譲る。
優先席が必要な方は、端に座るのが簡単ですし、降りるときも
ラクです。特に視覚障害者は、席を手で確認して座るので、
端であれば、スムーズに確認でき、座ることができます。

エレベーターに乗るとき、電車に乗るとき・乗っているとき、
思っていた以上に、多くの人たちに助けてもらいました。
私は介助することでいっぱいいっぱいで、
なかなかその人たちに、「ありがとう」と言うことができませんでした

お互いが助け合う。
そんなことが自然に、普通にできる世の中が
これからもずっと続いてくれるといいなあ・・・

スポンサーリンク


スポンサーリンク