12月1日は世界エイズデー 2006

毎年開催されるイベントや、
特別な日があります

12月1日は、世界エイズデーです。
各自治体、NGO/NPO、医療機関などは、
工夫を凝らして、多くの人々に関心を持ってもらおうとしています。

私はいつもなら、あちこちのイベントに目移りし、
あれもこれもと、精力的に参加するのですが、
今年は・・・
シェア=国際保健協力市民の会
が開催している、「エイズ写真展 エイズという透視図」に行って来ました
御茶ノ水の総評会館の1階ロビーでの展示なのですが、
「どうしてこんな地味なところに展示するのだろう?」と不思議に思いました。
行ってみて、そのナゾが解けました。
今回のシェアのテーマは、
「職場におけるエイズ問題」です。

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ひと昔前、HIV/AIDSといえば、「死ぬ病気」として恐れられていました。
しかし今は、よく効く新しい、抗レトロウィルス薬(ARV)が
どんどん市場に出回り、
一生付き合っていく、「慢性疾患」となっています。
つまり、「死なない病気」に変化してるわけです。

みなさんの職場に、HIV/AIDS陽性者がいたらどうしますか?
ARVを内服しはじめると、2週間から1か月ぐらいで
副作用が出始めます。
その副作用はかなりツライもので、
場合によっては、仕事を続けることが難しくなります。
そのため、内服治療を行うには、
家族や友人、職場の上司・同僚にも協力が必要となります。
しかし、そこで大きな壁にぶち当たります。
「上司や同僚が、HIV/AIDSに偏見を持っていないか?
それが理由で解雇されないか?」

全世界に4000万人いると言われている、
HIV/AIDS陽性者。
日本も増加の一途をたどっています。
HIV/AIDS陽性者の方が自分の職場にいる、ということは、
当り前のことになってきています。
(もちろん、それ(増加)がいいことだと思いません)

人は、自分がよく知らないこと、未知の事に直面すると、
恐怖を感じると思います。
HIV/AIDSは、正しい知識があれば、
恐れるものではありません。
まず、知ることから始めたいですね

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2 件のコメント

  • まず、親から子へ、教育現場で、どれだけ多くの人があらゆるハンデをもって生きているのか・・・そして分け隔てなく暮らせる環境と自分たちの理解が足りていないことを、まず知って教えられたら…と思う。まだまだ日本ではハンデ(色んな)を持っている人を極1部だとか、かわいそうだとか、じぶんは無くて良かった・・・で終わっている人が多いし、私も親にそう言われ続けていた。
    人の痛みを我が痛みと考えられる想像力を養いたい。
    そして、自分が死んだ後も地球はまわり、人々の暮らしの営みがあることを・・・

  • >miho-ho さん
    コメントありがとうございますm(_ _)m
    「伝えること」って、ホント、
    大事だと思います!
    障害や病気が「ある人」と「ない人」に分けた暮らしは、とっても不自然だと思います。
    それに、今は健康で五体満足であっても、
    いつ自分の身に降りかかるかわからないモノだと
    思います。
    「自分には関係ない」ということは、ありえないと思うんです。